歴史: 1855年設立。日本の高級着物の染め布(テキスタイル?)を代表する京友禅の工房。京友禅とは筆を使って絹に染織をする技法で世界でも例を見ない。その技法は古くから着物(Japanese traditional costume)の柄を描くのに用いられ現在でも継承されている。岡重はその技法をもつ歴史のある工房として現在も着物の柄を染める優れた工房として認められている。その中でもぼかしの技術が高いことで定評がある。同時に古くからの京友禅を制作する為のオリジナルの絵柄を所有しており、その中でも17世紀を代表する日本画家・伊藤若沖(Jakutu Ito)の絵柄などの原版を所有していることでも有名。それらコレクションの中でも特に有名なものは18世紀男性用のコートの裏地に絵柄を染めた生地を使用することがはやりとされた時代、伊藤若沖など有名日本画家の作品を男性用コート裏地の絵柄として制作されたコレクションを多く所蔵。そのコレクションは世界的にもその価値が評価されている。現在それらの版を復元した染め物コレクションを制作して着物だけではなく多くのプロダクトを制作している。
技法:
京友禅(手染め・型染め)
17世紀に開発された着物のための筆を使う染めの日本独自の技術
素材: シルクテキスタイル・コットンテキスタイル